ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。
高齢期の猫では約30~40%が慢性腎不全に罹患していると言われています。
慢性腎臓病とは、3ヶ月以上続く腎臓の障害と定義されています。
腎臓の障害は血液検査、尿検査、画像検査などで判断します。
原因は腎臓の器質的変化や尿管結石によるものなど多岐にわたります。
症状として〈多飲多尿〉〈食欲不振〉〈嘔吐〉〈口臭〉などが挙げられます。
重症化すると、毒素が体に蓄積することで〈発作〉を引き起こすことがあります。
進行していく疾患のため、根本治療はなく、緩和治療として点滴や内服が挙げられます。
今回は、慢性腎不全と診断された18歳の去勢雄についてご紹介します。
3日前より食欲が低下し来院されました。
血液検査を実施したところ、腎臓の血液検査項目である、
BUN 90.4mg/dL(<32.8mg/dL)
Cre4.39mg/dL(<2,1mg/dL)
と高値を示しました。
腎臓のエコー検査では器質的以上が認められ、年齢によるものだと考えております。
入院下で点滴を1週間行い、BUN45.5mg/dL、Cre2.84mg/dLまで低下したため、退院としました。
慢性腎不全では、点滴を外すと再発する可能性が高いため、お家での皮下点滴を継続しております。
皮下点滴は簡単にお家で行うことができます。
慣れるまでは病院で、獣医師の指導のもと練習を行ってから実施します。
何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
文責:獣医師
横山
本駒込動物動物病院
〒113-0021 文京区本駒込2-27-10 03-5319-1910
(豊島区・北区、駒込駅・千石駅近く)